リヤド:サウジアラビアは火曜日、リヤドでの2030年国際博覧会(万博)開催に向けた誘致活動を開始した。
サウジアラビアはパリで開かれた博覧会国際事務局(BIE)の非対面の総会に出席し、立候補のプロセスを開始した。立候補のプロセスは、5段階の選考を経て2023年末に行われる投票まで続く。
リヤド市王立委員会のファハド・アル・ラシードCEOは、世界的イベントの開催に向け、サウジアラビア、韓国、イタリア、ウクライナ、ロシアの5ヵ国で競い合うことになると述べた。
万博の開催期間は6ヵ月で、開催国および参加国は科学技術の最新動向、文化や遺産、環境・社会・経済分野の進歩などを展示することができる。
「リヤドは、人類が進歩の道を歩み続けるために世界最高の頭脳、アイデア、ソリューションを結集する、という万博が目指すものを完璧に実現することができるでしょう」とアル・ラシード氏は述べた。
BIEの170の会員国に向けて、「2030年万博はサウジアラビアのビジョン2030の戴冠の年と重なり、ビジョンの成果を披露し、この前例のない変革からの貴重な教訓を共有する特別な機会となるでしょう」とも述べた。
さらに、次のように述べた。「これらの教訓の一部は、世界が直面する最も顕著な課題に対する解決策を提供するために、より大規模に適用できるかもしれません」
同氏は会員国をバーチャルツアーに案内し、広大な砂漠、アシール地方の緑の山々、紅海沿岸とその貴重なサンゴ礁、アル・ウラーの史跡など、サウジアラビアの豊かな生物多様性を強調した。
「ご覧の通り、サウジアラビアは単なるG20の国ではありません。天然資源、環境の多様性、野心的な若者、賢明なリーダーシップ、そして偉大なビジョンがあります。2030年までに、リヤドは未来に向けた豊かで持続可能な都市となり、人材や企業にとって好ましい目的地となるでしょう」と同氏は述べた。
同氏は、リヤドの歴史と、ますます多様化する経済について会員国に説明し、「これは石油収入のみに基づくものではなく、リヤドが世界に門戸を開いていることを意味しています」と述べた。
また、首都で開発されているメガプロジェクトについても簡単に紹介した。「これらのプロジェクトは、リヤドを世界10大経済都市の1つにし、2030年万博の開催地として理想的な候補地へと変貌させるでしょう」と同氏は述べた。