• チャールズ国王はエジプトで開催されたCOP27に出席できなかった
• 報道によると、リズ・トラス前英首相が国王に欠席を要請したという

ロンドン：英国のチャールズ国王がアラブ首長国連邦（UAE）のドバイで開催される第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議（COP28）で開会演説を行うと、バッキンガム宮殿が1日に発表した。

50年以上にわたって環境問題に取り組んできた英国国王（74）が開会演説を行うのは、グラスゴーのCOP26とパリのCOP21以来3度目となる。

サミットは11月30日から12月12日まで開催され、チャールズ国王はサミットと並行して開催される「COP28ビジネス＆慈善気候フォーラム」立ち上げのレセプションにも出席する予定だという。

「UAE滞在中、国王はCOP28に先立ち、地域の指導者たちと会談する機会を得る予定だ」と宮殿の声明は付け加えた。

チャールズ国王はエジプトで開催されたCOP27に出席できなかった。新聞報道では、リズ・トラス前英国首相が出席しないよう国王に要請したとされている。

今回は、UAEの大統領であるシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下の招待を受け、政府を代表して出席すると宮殿は述べた。

英国王が出席する一方で、2人の米政府関係者が今週ロイターに語ったところによると、ジョー・バイデン米大統領が出席する可能性は低いという。グラスゴーでのサミットで、バイデン氏は、気候問題に関するチャールズ国王のリーダーシップを称賛していた。

ドバイでの交渉では、各国は、2015年のパリ協定の実施におけるギャップに焦点を当てた世界的な気候変動交渉において、再生可能エネルギー容量の増加に関する合意を結ぶことを望んでいる。

ロイター