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岸田首相、先の大戦「反省」触れず=米議会演説、日米貢献訴え

首相は3月、関係者に「日本が米国をサポートしていく時代に入った」と伝えた。首相周辺は「演説は未来志向がキーワードになる」と指摘した。(AFP)
首相は3月、関係者に「日本が米国をサポートしていく時代に入った」と伝えた。首相周辺は「演説は未来志向がキーワードになる」と指摘した。(AFP)
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04 Apr 2024 01:04:06 GMT9
04 Apr 2024 01:04:06 GMT9

岸田文雄首相は米議会の上下両院合同会議で11日に行う演説で、先の大戦に関する「反省」に言及しない方針を固めた。日米が「グローバル・パートナー」として、同志国と共に国際秩序の維持に貢献していく姿勢を訴える。覇権主義的行動を強める中国やロシアが念頭にある。複数の政府関係者が3日、明らかにした。

外務省幹部は過去の歴史への「反省」に関し、「一区切りが付いている。今回の演説で触れることはない」と明言した。 

日本の首相が米議会の上下両院合同会議で演説するのは2015年4月の安倍晋三氏以来。この年は戦後70年に当たり、歴史認識に関する表現が焦点となった。安倍氏は演説で「戦後の日本は、先の大戦に対する痛切な反省を胸に、歩みを刻んだ」と表明した。

岸田首相は英語で演説する。日米が「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」を維持・強化するパートナーだと指摘し、日米同盟を基軸に、日米韓3カ国、日米豪印の「クアッド」など多国間協力を進める方針を強調。安全保障や経済分野でバイデン大統領と連携すると表明する。

首相は3月、関係者に「日本が米国をサポートしていく時代に入った」と伝えた。首相周辺は「演説は未来志向がキーワードになる」と指摘した。

首相は8日から国賓待遇で米国を訪問し、10日にホワイトハウスで日米首脳会談に臨む。安保分野での協力を深めるため、米英豪の枠組み「AUKUS(オーカス)」と防衛面の技術開発を確認する方向だ。

会談後に発表する日米共同声明には、米国の商業用ロケットを日本で打ち上げることを可能にする「技術保障協定(TSA)」締結に向けた交渉開始、洋上風力発電に関する技術開発協力を盛り込む見通しだ。

JIJI Press

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