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のと鉄道、全線再開=3カ月ぶり、住民ら喜びの声―石川

当面は通常の8割程度となる上下28本の臨時ダイヤで運行し、一部区間では速度を落として運転する。(AFP)
当面は通常の8割程度となる上下28本の臨時ダイヤで運行し、一部区間では速度を落として運転する。(AFP)
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06 Apr 2024 04:04:02 GMT9
06 Apr 2024 04:04:02 GMT9

能登半島地震で被災し、一部区間で運休が続いていた石川県の第三セクター「のと鉄道」が6日、約3カ月ぶりに全線で運行を再開した。通勤・通学の足となっている鉄道の再開に、地元住民からは喜びの声が上がった。

再開されたのは、能登中島(七尾市)―穴水(穴水町)間の4駅16.8キロ。当面は通常の8割程度となる上下28本の臨時ダイヤで運行し、一部区間では速度を落として運転する。

穴水駅ではこの日、全線開通を記念して出発式が行われた。のと鉄道の中田哲也社長は「新年度・新学期に間に合った。地域にとっては大きな意味を持つ再開だ」と話した。

午前6時12分、出発進行の合図が出されると、警笛の音が鳴り響き、「がんばろう能登」と書かれた桜色のヘッドマークを付けた始発列車がゆっくりと動きだした。

始発列車を見に来た穴水高3年の片岡日和さん(17)は「友達と七尾に遊びに行きたい。高校最後の思い出づくりがしやすくなり、ありがたい」と笑った。 

のと鉄道は七尾―穴水間を走り、総延長33.1キロ。乗客の7割は通勤・通学の定期利用者で、近年は観光列車「のと里山里海号」も人気となっていた。

元日の地震では、ホームが沈下したほか、レールがずれたり、盛り土が崩れたりして全線で運休を余儀なくされた。JR西日本などの協力を得て、2月15日に七尾―能登中島間で運転を再開。残る区間の復旧作業を進めていた。

JIJI Press

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