
東京: パレスチナの国連加盟に関する安保理決議に日本が賛成票を投じたことを受けて、イスラエルは日本をはじめとする各国大使を呼んで抗議したことを明らかにした。
日本の上川陽子外相はこの件についての立場を問われ、「パレスチナの国連加盟に関する安保理決議に賛成したことと、パレスチナを国家として承認することとは別個の問題」と説明した。
「わが国は中東和平の実現に向けて、和平交渉を通じた国家の樹立を促進する等の過程を含め、総合的に判断をし、賛成した」
上川氏によるとイスラエル外務省は、日本を含む数カ国にイスラエル政府関係者との面会を要請した。
イスラエル政府関係者は決議案に対する同国の立場を説明し、日本政府も立場を表明した。
上川氏は、「日本は引き続き、当事者間の交渉を通じた2国家解決を支持しており、わが国が中東地域において築いてきた独自の立場を効果的に活用して、プロセスの進展に貢献していきたい」と述べた。