
東京:4月の訪日外国人旅行者数は2ヶ月連続で300万人を超え、観光業にとって記録的な年となる可能性があることが、水曜日に発表された公式データで明らかになった。
日本政府観光局(JNTO)が発表したデータによると、ビジネスおよびレジャー目的の外国人旅行者数は先月304万人で、3月に記録した月間308万人から減少した。
4月の入国者数は前年比56%増で、COVID-19パンデミックによって世界的な国境が閉鎖される前の2019年を4%上回った。フランス、イタリア、中東からの観光客は4月に単月として過去最高を記録した。
円相場が34年ぶりの安値まで下落したことで、日本は外国人観光客にとってお買い得な旅行先となり、2019年の年間記録である3,190万人を上回る見込みだ。
入国者数の急増は日本経済にとっては朗報だが、地元の人々との摩擦を引き起こしている。ゴミのポイ捨てや違法駐車の苦情により、地元当局は今月、日本を象徴する富士山の人気撮影スポットを遮るバリアを設置した。
昨年のハイキング・シーズン中に公害や事故が増加したため、この夏、富士山登山者のために登山道の規制と2,000円(12.79ドル)の新料金が実施される予定だ。
パンデミック前の日本最大の観光市場であった中国本土からの観光客は、2020年1月以来初めて4月に50万人を超えたが、それでも2019年の水準を27%下回っている。
ロイター