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東京：上川陽子外相は20日、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外相と電話会談し、延期となったムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相の訪日を早期に実現するため、緊密に連携していきたいと述べた。

ファイサル外務大臣は会談の冒頭、サルマン国王の健康状態を受けてムハンマド皇太子の訪日が延期になったことは大変残念であると述べ、日本側の理解への感謝と、訪日の早期実現や地域情勢の安定化に向けても、日本と緊密に連携していきたいと表明した。

これに対して上川氏は、サルマン国王の早期回復を祈念し、ガザ情勢やウクライナ情勢などにより世界が危機に直面する中、日本はサウジアラビアとの戦略的パートナーシップを極めて重視しており、両国外相の緊密な協力を図っていきたいと述べた。