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東京：東京都の小池百合子知事は火曜日、駐日イスラム諸国外交団の３１人を招いたイフタールのイベントを開催した。

都庁舎で行われた「Networking night」と呼ばれるこのイベントでは、イフタールの食事が提供されたほか、都の事業計画に関する説明があった。

出席したのは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦（UAE）、クウェート、オマーン、バーレーン、カタール、パレスチナ、イラク、レバノンなどの駐日大使。

カイロで学び、アラビア語を話す小池氏は冒頭、桜が咲く季節を迎えた東京は、希望あふれる新たなスタートを象徴していると挨拶した。

驚きであったのは、ムスリムの観光客がラマダンやイスラム教の宗教的意義に沿いつつ、東京滞在を楽しむことができるようガイドブックが作成されたことで、招待客にも配布された。

都市課題の解決に向けてイノベーションを創出していくため、都は今月末から「SusHi Tech Tokyo 2024」と題したイベントを開催する。小池氏はイベントについて、「未来を輝かせる３つのプログラム」として、「アジア最大規模のグローバルスタートアッププログラム」、「世界の都市リーダーが一堂に会するシティ・リーダーズ・プログラム」、「未来の生活を体験できるショーケースプログラム」を掲げていることを紹介。外交団に「皆様との関係のさらなる発展に向けて、ぜひ様々なご意見を賜りたい。実り多い議論を期待している」と語りかけた。

イフタールの後には、庁舎にプロジェクションマッピングが映し出された。このライトショーは、第１庁舎をキャンバスにした常設イベントで、新たな観光名所を創り出す取り組み。世界最大規模の常設プロジェクションマッピングとして、ギネス世界記録に認定された。