Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • レールガン開発で米軍に要員派遣=過去に研究、知見吸収―防衛装備庁

レールガン開発で米軍に要員派遣=過去に研究、知見吸収―防衛装備庁

装備庁は2016年度にレールガンの開発に着手。23年には海上自衛隊の艦艇を使って世界初となる洋上での射撃試験を行い、「可能な限り早期」の実用化を目指している。(AFP)
装備庁は2016年度にレールガンの開発に着手。23年には海上自衛隊の艦艇を使って世界初となる洋上での射撃試験を行い、「可能な限り早期」の実用化を目指している。(AFP)
Short Url:
21 May 2024 05:05:16 GMT9
21 May 2024 05:05:16 GMT9

電磁力により弾丸を高速で発射する「レールガン」開発を巡り、防衛装備庁が米海軍に要員を派遣していることが21日、分かった。レールガンを研究していた米国のノウハウを吸収し、早期実用化につなげる狙いがある。複数の政府関係者が明らかにした。

装備庁は2016年度にレールガンの開発に着手。23年には海上自衛隊の艦艇を使って世界初となる洋上での射撃試験を行い、「可能な限り早期」の実用化を目指している。

レールガンは火薬を用いる従来の火砲より低コストで、迎撃も難しい。戦略環境を一変させる「ゲームチェンジャー」として自衛隊が期待を寄せる新たな装備品の一つだ。車両や艦艇に搭載し、対地・対艦攻撃やミサイル迎撃などでの活用を想定しているが、命中精度の向上や装置の小型化などの面で依然として課題がある。

装備庁は23年11月から研究職の技官1人を米海軍の研究機関に派遣。レールガン研究に携わった関係者の話を聞いたり、設備を視察したりしているという。任期は今年6月までで、帰任した後に別の要員の派遣を検討する。 

米海軍は21年、戦略環境の変化や予算上の都合のため、10年以上にわたり取り組んできたレールガン開発を事実上断念。装備庁幹部は「研究に投入した資金や試作品の量も多く、学べるものがたくさんある」と話している。

時事通信

特に人気
オススメ

return to top

<