
ワシントン:米国防総省のシン副報道官は5日の記者会見で、ラプランテ国防次官(調達・維持担当)が今週訪日すると発表した。防衛装備品の共同開発・生産について協議する「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)」の初会合に参加する。
シン氏は会見で、会合を通じ「日米の防衛産業の協力を促進し、共同開発・生産・維持を加速させる」と強調した。日米首脳は4月の会談で、装備面の相互運用性を強化する枠組みとしてDICASの新設を決定。今月2日の防衛相会談で、早期開催に向け詰めの調整を行った。
一方、米国務省は5日、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が9~10日の日程で訪日すると発表した。日本政府高官と会談し、同盟強化のほか、台湾情勢や北朝鮮の核・ミサイル問題などを議論する見通し。
クリテンブリンク氏は日本に先立ち、6~8日の日程でラオスの首都ビエンチャンを訪問し、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)などに出席する。
時事通信