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機密回線設置で合意=岸田首相、NATO事務総長と会談

2024年7月11日、ワシントンDCで開催された2024年NATO首脳会議で、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談する岸田文雄首相。(AFP)
2024年7月11日、ワシントンDCで開催された2024年NATO首脳会議で、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談する岸田文雄首相。(AFP)
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12 Jul 2024 12:07:08 GMT9
12 Jul 2024 12:07:08 GMT9

ワシントン:岸田文雄首相は11日午前(日本時間同日夜)、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と米ワシントンで会談した。日本とNATOの安全保障協力を深化させるため、機密情報をやりとりできる専用通信回線を設置することで合意。偽情報対策での協力も申し合わせた。

会談の冒頭、首相は「情報共有体制を強化し、宇宙、サイバー、共同訓練などさまざまな分野で協力を推進したい」と表明。事務総長はロシアのウクライナ侵攻などに触れ、「われわれが緊密に協力することが一層重要だ」と強調した。

専用回線を設置すれば、秘匿性の高い情報を平時から共有することが可能になる。偽情報対策は中国やロシアによるSNSなどを通じた世論操作や情報戦に対抗することが念頭にある。

偽情報対策を含む「戦略的コミュニケーション」に関する会議を、今年度中にNATO加盟国などを招いて日本で開催することを確認。自衛隊とNATOによる欧州・大西洋地域での共同訓練について、今年中の実施を調整することでも一致した。 

首相はこの後、NATOがパートナー国と位置付ける日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの枠組みでも会談を行い、サイバー防衛などでの連携を確認。続いて4カ国の会合にウクライナのゼレンスキー大統領を招き、同国への支援を約束した。

時事通信

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