
東京:小池百合子東京都知事とギラッド・コーエン駐日イスラエル大使の写真が誤解を招き、ソーシャルメディアで物議を醸した。ファクトチェック団体によると、写真は2年前のもので、大使が再掲したため小池氏に会ったと思われてしまったという。
日本ファクトチェックセンターによると、この写真は都知事選から2日後の7月9日に大使が投稿したもので、「都知事への再選おめでとうございます!都とイスラエルとの関係がさらに強化されることを願っています」と英語のメッセージが添えられていた。
同センターは投稿された写真について、知事が再選された後ではなく、2年前に小池氏を都庁に訪問した際に撮られたものだと説明した。
大使が2人の写真とともに勝利を祝うメッセージを投稿したことから、ソーシャルメディアでは7月7日の再選後に都知事が大使に会ったと受け止められた。
都知事選で3位になった蓮舫氏は、「当選直後にこの外交は私の考えではあり得ません。都民の1人としても、とても残念です」と反応した。メディアは、蓮舫氏の投稿が後に削除されたと報じた。
噛みついたのは蓮舫氏だけではなかった。立憲民主党の石垣のりこ参議院議員も7月9日、大使の投稿に言及し、「ガザでのジェノサイドを前に、こういうことができる人が知事であることは、日本にとって大きな損失であると考えます」とXに投稿した。7月12日現在、120万回以上閲覧され、1600回以上リポストされている。