
東京:日本は2024年上半期、パンデミック前に比べ100万人多い外国人観光客を迎え入れ、1778万人の新記録を記録したと、観光庁が金曜日に発表した。
円安の影響で多くの観光客が日本を訪れ、着物から包丁、高価な食事に至るまで、あらゆるものを購入している。
1-6月の数字は、これまでの最高であった2019年の1,663万人を上回り、京都や富士山などのホットスポットの地元住民がオーバーツーリズムの懸念を表明するほどであった。
国別では、訪日韓国人が6ヶ月間で440万人とトップだった。中国は前年同期の5倍にあたる約300万人で2位。
3位は台湾、4位はアメリカだった。
パンデミック時代の厳しい国境規制が解除された後、2023年通年で2,500万人が日本を訪れた。
日本は、2030年までに年間6,000万人の観光客を誘致するという野心的な目標を掲げており、これは2019年通年の記録である3,188万人の約2倍にあたる。
先月、日本政府観光局の高橋一郎局長は、この目標について「正しい努力をすれば、大いに達成できる数字だ」と述べた。
「日本にはまだ、海外からの観光客に知られていない場所がたくさんあります。日本には無限の観光資源があると信じています」と彼は記者団に語った。
しかし、観光客の乱暴な振る舞いやマナー違反に辟易している住民もいる。
富士山近くの町では5月、当局は写真撮影を抑止しようと、コンビニエンスストアに隣接する人気の展望スポットに大きなバリアを設置した。
伝統が息づく京都では、観光客が有名な芸者衆に嫌がらせをしていると地元から苦情が寄せられ、現在では一部の路地への立ち入りが禁止されている。
また、世界遺産の姫路城で有名な西日本の姫路市の市長は、当局は海外からの観光客の料金を地元の観光客の4倍にすることを検討していると述べた。
富士山で最も人気のあるハイキングコースでは、新たな混雑対策が講じられた。吉田コースでは、1日4,000人を上限として、2,000円(13ドル)の入場料と任意の寄付金が徴収される。
AFP