
アラブニュース・ジャパン
東京:岡田隆駐アフガニスタン日本大使はカブールで行われたタリバン幹部との会談において、現地に滞在する邦人や現地職員などの安全確保と希望者を迅速かつ安全に出国させるよう働きかけた。
1月17日から24日まで予告なくカブールを訪問した岡田大使は、ハナフィー副首相代行らタリバン幹部と会談し、現地の状況を視察したことを日本の外務省が明らかにした。
岡田氏は、国際機関を通じた日本の人道的支援について説明し、女性・少数民族を含めたすべてのアフガン人の権利の尊重、包摂的な政治体制の構築、アフガンをテロの温床とさせないこと等について改めて働きかけた。
日本の外務省よると、タリバン側は日本の人道的支援に謝意を表明し、タリバンが国際社会からの要求事項に取り組んでいくとの立場について説明した。
また、日本は引き続き邦人と現地職員などの安全確保や出国支援に全力で対応し、今後もタリバンへの働きかけを継続しつつ、アフガンの安定化に向けて貢献する考えを明らかにした。