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駐日スーダン大使、悪化する人道危機への日本側の支援を求める

「人道的状況は深刻なレベルに達しており、大雨と広範囲な洪水によって悪化している。(AFP)
「人道的状況は深刻なレベルに達しており、大雨と広範囲な洪水によって悪化している。(AFP)
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04 Sep 2024 11:09:44 GMT9
04 Sep 2024 11:09:44 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:スーダンの駐日臨時代理大使であるアリ・オスマン・モハメド氏が、日本に対して、洪水と戦争によって悪化しているスーダンの人道危機への支援を求めている。

「人道的状況は深刻なレベルに達しており、大雨と広範囲な洪水によって悪化している。現在、何百万人もの人々が、自然災害と人為的災害が重なる中、緊急の支援を必要とする壊滅的な危機に直面している」とオスマン氏は述べた。

洪水は数千人の人々を避難させただけでなく、住宅、インフラ、重要な資源も破壊した。命に対する直接の脅威に加えて、洪水はすでに脆弱な健康状態をさらに悪化させ、清潔な水や衛生施設へのアクセスがますます困難になっている。

「私たちの長年の友好関係を考慮し、日本政府、日本の皆様、非政府組織、そして民間企業の皆様に、スーダンの苦境を和らげるための支援を切にお願い申し上げる」と彼は述べた。

人道支援委員会は、地元および国際組織と協力して、被災地に対して即時の支援を提供するために動いている。しかし課題は大きい。洪水と継続する戦争の組み合わせが、多くの物流上の問題を引き起こしている。

「スーダン政府は、全ての人道的な回廊やルートを開放する努力をしており、最近では主権評議会のアブドゥルファッターフ・アル=ブルハン議長が、アドレ国境の通過点を3か月間再開する決定をしたが、それでもなお支援が必要である」とオスマン氏は述べた。

2023年4月に始まった「迅速支援部隊(RSF)」の戦闘は、国内の人道支援体制を著しく混乱させている。

「戦争開始以来、RSFの民兵は医療施設を主要な標的としてきており、緊急の医療支援と物資の必要性が切実です。多くの病院が洪水とRSFの両方によって破壊されたり損傷したりしており、医療従事者は圧倒され、困窮している人々に対して十分なケアを提供することができていない」とオスマン氏は説明した。

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