• 韓国軍は、原子力潜水艦バーモントが月曜日に韓国南東部の港湾都市プサンに到着し、物資の補給と乗組員の休息を行うと発表した。

ソウル:北朝鮮の指導者、金正恩氏の妹である金与正氏は火曜日、同国の核戦力の強化を誓い、また、最近韓国に原子力潜水艦が到着したことに対する抗議として、その他の措置を取ることを明言した。

北朝鮮は核兵器の拡張を繰り返し誓ってきたが、金与正氏による今回の脅しは、今月初めにウラン濃縮施設を公開し、新型弾道ミサイルの試験を行ったことで、北朝鮮が地域の緊張を高めた後に発せられた。

国営メディアが伝えたところによると、金与正氏は、潜水艦の訪問は「米国の狂気じみた軍事的・戦略的試みを明らかにする」と述べた。そして、それに対して北朝鮮の核戦争抑止力は「質・量ともに絶え間なく、際限なく強化」されなければならないと語った。

「米国の戦略的資産は、朝鮮半島地域に安住の地を見つけることは決してないだろう」と彼女は述べた。「大韓民国のすべての港と軍事基地は安全な場所ではないことを、私たちは引き続き伝えていく」と述べた。大韓民国は韓国の正式名称である。

彼女のコメントは、北朝鮮が米国の潜水艦が停泊している韓国の基地を射程に収めるミサイルの発射実験を行う可能性を示唆している、と一部の専門家は指摘している。

韓国軍は、原子力潜水艦バーモントが月曜日に韓国南東部の港湾都市プサンに到着し、物資の補給と乗組員の休息のために停泊したと発表した。

空母、原子力潜水艦、爆撃機といった強力な米軍資産の韓国への一時的な配備は珍しいことではないが、ワシントンは北朝鮮の核の脅威の高まりに対抗する姿勢を示すため、昨年からその配備を強化している。

平壌は、こうした訪問に対してはたびたび激しく反応し、敵対的な意図の証拠であると非難し、ミサイル実験で応じている。

9月13日、北朝鮮の国営メディアは、核兵器用ウラン濃縮のための秘密施設の写真を公開した。これは、2010年に北朝鮮が米国人学者を同国の主要な寧辺核施設に案内して以来、ウラン濃縮施設を初めて公開したことになる。先週、北朝鮮は「4.5トンの超大型通常弾頭」を搭載できるという新型弾道ミサイルと改良型巡航ミサイルの発射実験を行った。

また、5月下旬以降、北朝鮮は冷戦時代を思わせる心理戦の一環として、韓国に向けてゴミ入りの風船を数千個飛ばしており、これを受けて韓国は国境地域での反北朝鮮プロパガンダ拡声器放送を再開した。

韓国軍は火曜日、北朝鮮が風船キャンペーンをさらに推し進め、韓国市民の安全を深刻に脅かすような事態になれば、不特定の軍事行動に出る可能性があると警告した。

軍報道官の李成準(Lee Sung Joon)氏は、韓国がどのような行動を取る可能性があるかについては言及しなかったが、軍は風船が有害物質を運んでいる可能性があるとして、風船を空中で撃墜することは考えていないと繰り返し述べた。

これまでのところ、北朝鮮の風船活動は深刻な被害をもたらしていない。

AP