東京:日本外国特派員協会(FCCJ)は木曜日に声明を発表し、「先週、イスラエル政府がヨルダン川西岸地区のラマッラーにあるアルジャジーラの事務所を45日間の間強制閉鎖したことに深い懸念を抱いている」と述べた。この行動は、カタールに拠点を置くネットワークの東エルサレムでの活動が閉鎖されてからわずか5ヶ月後の出来事である。
FCCJは、襲撃のライブ放送で、アルジャジーラのラマッラー支局長ワリード・アルオマリ氏が裁判所命令を渡され、重装備の兵士が事務所に押し入り機材を押収する様子が映し出されたと指摘した。
「このようにジャーナリストを標的にすることは、真実を消し去り、人々が真実を知ることを妨げることを目的としている」とアルオマリ氏は述べた。
報道の自由を守る委員会(CPJ)もイスラエルを非難する声明を発表した。「イスラエルがアルジャジーラを検閲しようとすることは、地域で多くの命を奪っている戦争に関する情報を得るための市民の権利を深刻に損なう。アルジャジーラのジャーナリストたちは、この重要な時期に報道を行うことが許されなければならない」
FCCJは、ガザやヨルダン川西岸、そして現在のレバノンのような戦争地帯で何が起きているかを市民が知る権利があると述べた。
「FCCJのCPJは、ドローンによる取材活動の監視、テントの爆撃、取材のための移動中に車両を標的とすること、さらには直接射撃することなど、真のジャーナリストの活動を制限しようとするいかなる試みに対しても非難する」
「2024年10月1日時点で、イスラエル・ハマス戦争が始まってから1年間で、少なくとも4人のアルジャジーラのジャーナリストを含む112人以上のジャーナリストが殺害されており、これはCPJが1992年に記録を取り始めて以来、世界で最も致命的な期間となっている」
2022年にガザで報道中にイスラエル軍によって殺害されたアメリカとパレスチナの二重国籍者であるアルジャジーラのジャーナリスト、シリン・アブ・アクラ氏は、2023年にFCJ報道の自由アジア賞を追悼で受賞した。
アルジャジーラのガザ、ラマラ、東エルサレムの各支局は、現在すべてが閉鎖または厳しい制限を受けている。