
在日米軍は水曜日、駐留国における新型コロナウイルス感染症の感染者数の伸びが止まらず、日本政府が主要都市で緊急事態を宣言したことを受けて、公衆衛生上の緊急事態を日本の全ての軍事基地に拡大した。
4月6日に宣言されたこれまでの米軍の公衆衛生上の緊急事態は、東京を含む関東東部地域のみが対象となっていた。
公衆衛生上の緊急事態は、日本政府の緊急事態宣言の終了予定日より1週間先の5月15日まで効力を持ち続けることになり、エンジニアやサービス要員として基地で働く数千人の現地住民を含め、アメリカの施設にアクセスする全ての人に対して衛生上の予防措置の遵守を強制させる権限を司令官に与えることになると、在日米軍は声明で述べた。
日本はアジアにおけるアメリカの重要な同盟国で、5万人以上の軍関係者を受け入れており、このうち、アメリカ国外では沖縄にアメリカ海兵隊が最も集まっている。
日本はアメリカの先進戦闘機飛行隊の拠点で、第7艦隊の本部として機能している横浜の海軍基地にはアメリカ海軍の前方展開空母爆撃隊が唯一配備されている。
ロイター通信