
東京:日本の新総理大臣である石破茂氏は、今週ラオスで開催されるASEANサミットの傍らで会談を行う予定であると、政府高官が火曜日に発表した。報道によると、同氏は中国の首相らと会談する予定である。
近年、領土問題や軍事活動により日中関係は悪化しており、石破氏はアジア版NATOの創設を呼びかけている。
石破氏は木曜日から土曜日までラオスを訪問し、「ASEAN関連のサミットに出席する」と、橘慶一郎内閣官房副長官は述べた。ASEANは東南アジア諸国連合という地域ブロックを指す。
多国間会議の傍らで、石破氏は二国間サミットを計画しており、現在調整中であると、橘氏は記者団に語った。
報道によると、これらの会談には、中国の李克強首相、韓国のユン・ソク・ヨル大統領、インドのナレンドラ・モディ首相、オーストラリアのアンソニー・アルバニース氏との会談が含まれる。
「ASEAN関連の首脳会議は、インド太平洋地域の主要国が集まる重要なフォーラムである」と橘氏は述べた。
「これらの会談を通じて、日本はASEANの信頼できるパートナーとして、日本とASEANの協力関係を強化していくことを確認する」と彼は述べた。
橘氏は、石破大臣は1対1の会談に加え、木曜日にASEAN加盟10カ国と日本、中国、韓国によるASEANプラス3サミットにも出席すると述べた。
金曜日には、ASEANプラス3加盟国とオーストラリア、インド、ニュージーランド、ロシア、米国の計18カ国による東アジアサミットに出席する。
同日、石破氏は第2回アジア・ゼロエミッション・コミュニティ(AZEC)サミットを開催し、各国首脳が「脱炭素化、経済成長、エネルギー安全保障の達成」について話し合う予定であると、同報道官は述べた。
AZECは2022年に石破氏の前任者である岸田文雄首相によって創設され、東京はアジアにおける脱炭素化の加速を目指していると発表した。
しかし、批判派は、実際には他の国々に対して、化石燃料への依存を長引かせる日本の技術の購入を説得することが目的であると主張している。
ゼロ・カーボン・アナリティクスが先週発表した研究によると、これまでにAZECの下で締結された協定の3分の1以上が化石燃料技術に関連していることが分かった。
これには液化天然ガス、石炭発電所でのアンモニア併焼、および「太陽光や風力よりもライフサイクル排出量がはるかに高い」炭素回収・貯留が含まれると、ゼロ・カーボン・アナリティクスの研究員であるエイミー・コング氏は述べた。
AFP