モスクワ:北朝鮮の崔善姫外相がモスクワに到着し、金曜日にはセルゲイ・ラブロフ露外相と戦略協議を行う予定であると、ロシア外務省が発表した。
同省報道官のマリア・ザハロワ氏は、自身の公式Telegramチャンネルに投稿した記事で、モスクワの駅でラヴロフ氏が崔氏を出迎える様子を撮影した写真を公開した。
「本日、ロシアと朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の首脳会談がモスクワで開催される。セルゲイ・ラヴロフ氏は花束を手に同僚を出迎えた」とザハロワ氏は述べた。
「会談はモスクワのヤロスラフスキー駅で始まり、1949年に金日成がソ連を訪問したことを記念する銘板が除幕された」と、ザハロワ氏は朝鮮民主主義人民共和国の建国者のことに触れながら述べた。
今週、北朝鮮が新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った後、6週間で2度目となる今回の訪問となった。また、米国政府は、ロシア国内に1万人の北朝鮮軍が駐留しており、そのうち8000人がウクライナ軍が陣取るロシアのクルスク州に展開していると発表している。
米国務長官のアントニー・ブリンケン氏は木曜日、米国は今後数日のうちにクルスク地域にいる北朝鮮軍がウクライナとの戦闘に加わることを予想していると述べた。
モスクワは、自国領内に北朝鮮軍が存在していることを否定も直接的に確認もしていない。プーチン大統領は、相互防衛条項を含む条約を6月に北朝鮮の金正恩総書記と締結したが、その条約をどのように実施するかはロシアが決めることだと述べた。
ロイター