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外国特派員協会、ガザとレバノンのジャーナリスト殺害を非難

FCCJは、10月25日、レバノン南部のハスバヤ地区で、さまざまなメディアのジャーナリスト18人が住む施設を空爆されたと指摘した。(ANJ)
FCCJは、10月25日、レバノン南部のハスバヤ地区で、さまざまなメディアのジャーナリスト18人が住む施設を空爆されたと指摘した。(ANJ)
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12 Nov 2024 07:11:42 GMT9
12 Nov 2024 07:11:42 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京 : 日本外国特派員協会(FCCJ)は、ガザとレバノンの報道機関とジャーナリストに対する攻撃を非難する更なる声明を発表した。

FCCJの報道の自由委員会は、「昨年10月7日にハマスのイスラエルでの殺戮後、イスラエルがガザで作戦を開始して以来、ジャーナリストやメディアインフラに対し行われている組織的な攻撃を非難する。また攻撃がレバノンにまで拡大される中、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)による「ジャーナリストの命が失われ続けている」という最新の報告にも、深い懸念を抱いている」

声明はでは、CPJのデータによると2023年と2024年にイスラエルと占領下のパレスチナ地域で合計118人のジャーナリストが殺害された、と指摘している。先月イスラエルがヒズボラに対する攻撃を開始して以来、レバノンでは少なくとも3人のジャーナリストが殺害されている。

FCCJは、10月25日、レバノン南部のハスバヤ地区で、さまざまなメディアのジャーナリスト18人が住む施設を空爆されたと指摘した。イスラエル国防軍は、「テロリストが活動していた」ハスバヤのヒズボラ軍事施設を空爆したと主張している。

CPJによると、ガザ北部では、飢餓と援助ブロック、取材制限、機材不足、医療ケアの制限、ジャーナリストに対するテロ疑惑など、メディアに対する侵害が記録されている。

日本外国特派員協会は、「国境なき記者団が、国連安全保障理事会に対し、ガザにおけるジャーナリストの保護に関する決議2222を実施するよう求めていることを支持する」と述べた。RSFは、イスラエルが適用される国際法の下でジャーナリストを保護する義務を遵守していないことを挙げている。決議2222は、現地にいる 「ジャーナリスト、メディア、および関係者を保護するための措置を講じることを求めている」。

FCCJの声明によると、2023年に世界で死亡した99人のジャーナリストとメディア関係者のうち、4分の3以上がイスラエル・ガザ戦争で死亡し、その大半はイスラエルのガザ攻撃で殺害されたパレスチナ人だった。

「この紛争は3ヶ月の間に、一国で1年間に殺されたジャーナリストよりも多くのジャーナリストの命を奪った。FCCJはジャーナリストに対するすべての攻撃を非難し、すべての報道関係者を保護するための国連決議の履行を要求する」

 
 
 
 
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