東京:エジプトのアイマン・カーメル元駐日大使は先週、東京を訪問し、名誉ある旭日重光章を天皇陛下より授与された。他の受章者とともに天皇陛下に謁見し、日本に対する功績を讃えられた。
2017年から2021年まで駐日エジプト大使を務めたカーメル元大使は、アラブニュース・ジャパンの取材に、「在任中は、エジプトのエルシーシ大統領と安倍晋三元首相が共同議長を務めた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)首脳会議における調整をはじめ、重要な出来事を目にする機会がありました」と語った。「日本とアフリカ大陸の協力を促進する上で素晴らしい成果を上げました」
大使はまた、日本が大阪万博2025の開催実現に向けてアフリカやアラブの票を確保するにあたり、積極的な役割を果たした。エジプト大統領が特別ゲストとして出席した2019年の大阪G20サミットにも積極的に参加した。
カーメル元大使は「コロナ禍の困難な時期には、世界中で行われたロックダウンのため、日本やその他の国々の生活のすべての面に影響を及ぼし、2020年東京オリンピックが2021年に延期されました。そのような中、大規模なエジプト代表団が円滑に参加できるようにしなければなりませんでした」と語った。
エジプトに帰国後、カーメル元大使はアジア担当の外務次官に任命された。「今も日本との関係を見守っていますし、2023年4月に岸田文雄元首相がカイロを訪問した際には、両国関係を戦略的パートナーシップのレベルへと格上げすることにも尽力しました」
カーメル元大使は現在、中欧スロバキアの大使としてエジプトを代表している。