東京:朝日新聞が実施した調査で、回答者の26%が「生きがいを感じない」と回答した。
調査は2303人から回答を得たが、否定的な回答をした人の中で最も多かったのは「何となく」という漠然としたもの(311人)だった。具体的な回答としては、「体調が悪い、調子が悪い」(117人)、「子供や孫が大きくなった」(105人)、「生きがいが必要だと思ったことがない」(98人)、「趣味に興味がなくなった」(56人)、「人生で大きな失敗を経験した」(38人)、「配偶者が亡くなった」(21人)、「ペットが死んだ」(16人)などが続いた。
肯定的な回答で最も多かったのは「子供」で667人。その他、「配偶者」(628件)、「旅行」(540件)、「読書」(536件)、「孫」(488件)、「健康」(392件)、「音楽」(373件)、「仕事」(362件)などであった。
目的意識を持つことが実際に必要かどうか尋ねたところ、81%が「はい」と答えた。理由は以下の通り: 「与えられた人生を生きるため」(869人)、「生きる喜びを感じるため」(437人)、「特に理由はない」(431人)、「子や孫に何かを残すため」(107人)
アンケートの回答者には自由にコメントを書く欄もあった。最初の質問に対して肯定的な回答をした宮城県の72歳の女性は「平凡な毎日を過ごせるだけでも幸せだと思う。それが生きがいと言えるかもしれない。」と書いた。
千葉県の72歳の男性は、「大学に入って、生きていることは素晴らしいことだと感じた。専門的な技術を身につけられる仕事に就き、さまざまな人との出会いがあり、充実した日々を送ることができた。今は、いろいろな趣味と孫が生きがいです。」とコメントした。
否定的な回答をした61歳の京都の女性はこのように書いている。「生きがいを感じたのはほんの一時あったかもしれないが長続きしなかった。歳をとるにつれて、興味のあることへの熱意が薄れてきて、それを認めざるを得ない現実に落ち込んでいる。人生が明るく輝いていた頃を思い出すと、今の自分がいかに鈍くなっているかがわかる」