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月内にも抗体検査実施=数千人対象、保有率調査―新型コロナの感染実態把握・厚労省

抗体保有率を調べることで感染者全体の推計や流行状況の把握につなげる。(File photo/Reuters)
抗体保有率を調べることで感染者全体の推計や流行状況の把握につなげる。(File photo/Reuters)
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22 Apr 2020 10:04:13 GMT9
22 Apr 2020 10:04:13 GMT9

新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査について、厚生労働省が月内にも実施する方向で準備を進めていることが22日、分かった。

同ウイルスは感染者の約8割が無症状か軽症とされ、抗体保有率を調べることで感染者全体の推計や流行状況の把握につなげる。

同省などによると、検査は数千人を無作為に抽出して実施する見通し。今年度補正予算案に関連経費約2億円を盛り込んでいる。

抗体は、体内に侵入したウイルスから体を守るために作られるタンパク質で、採取した血液を検査して過去に感染したかどうかを調べる。 

一方、PCR検査は検体を採取した時点の感染の有無を調べ、診断に使われている。ただ、実施件数が感染拡大に追い付いておらず、流行状況を十分に把握できていないとの指摘もあった。

抗体検査をめぐっては、米ロサンゼルスなどで実施され、実際の感染者数は報告されている人数の最大55倍に上るとの結果も出ている。

経済活動の再開に向け、感染実態の把握に抗体検査を活用しようとする動きが各国で広がりつつある。

JIJI Press

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