東京:日本の中東専門家によれば、イスラエルはガザ地区に入植地を再確立しようとしている可能性があるという。
慶應義塾大学教授の田中浩一郎氏は、ドナルド・トランプ氏が1月にアメリカ大統領に就任すれば、イスラエルの立場はかなり強化されると考えている。
「ドナルド・トランプが1月に大統領に返り咲く。トランプ次期大統領は、イスラエル人にとって、そしてネタニヤフ首相にとっても、アメリカにおける最大の資産である。だから、彼が政権に復帰すれば、ネタニヤフ首相はやりたい放題だと私は信じている」
「イスラエル政府内部やイスラエル社会には、ガザ内に入植地を再確立することを目指す右翼運動のようなものがあると思う。彼らは、この1年間やってきたことを続けるだけだ」
田中教授は、イスラエル政府はトランプ氏の就任を待って、ガザの一部または全部の併合を発表するかもしれないと示唆した。
「トランプ次期大統領は、ネタニヤフ首相やイスラエル政府、イスラエル軍が必要と考えることは何でも認めるつもりだと私は強く信じている。ネタニヤフ首相は繰り返し、ガザを攻撃しているのはアメリカや 「文明化した」世界に対して好意を持っているからだと述べている」
田中教授はまた、イスラエルとイランがさらに衝突する可能性を警告し、イランがイスラエルの前回の攻撃に報復する可能性もあるとして次のように述べた。
「彼ら(イスラエル)は、イラン国内の核活動を妨害するために、あるいは、イランがイスラエルを攻撃するようなことがあれば、もう一度報復するために、活動を強化すると思う」