
安倍晋三首相は23日、インドネシアのジョコ大統領、ヨルダンのアブドラ国王と相次ぎ電話会談し、新型コロナウイルスの感染収束に向け、緊密に連携していくことで一致した。
インドネシアとの会談で、首相は「国際機関を通じてインドネシアの医療従事者への技術支援や医療施設への物資支援を実施する」と表明。大統領から謝意が示された。
首相は在留邦人の安全確保と日系企業の安定操業に協力を要請し、大統領は「協力していく」と応じた。首相は、医療用ガウンなどの医療用品の日本への安定的な輸出についても協力を求めた。
ヨルダンとの会談では、首相が「感染拡大の防止や経済分野の課題解決に取り組み、地域の安定に向けて連携したい」と伝えたのに対し、国王は「さまざまな分野で協力を推進したい」と応じた。
時事通信社