
ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領は、故安倍晋三首相の未亡人である安倍昭恵氏と、日曜日にフロリダのリゾート地でプライベートディナーを共にする予定だと、この件に詳しい関係者がロイターに語った。
この会談は、トランプ氏が20日に就任する前に、東京がトランプ氏と緊密な関係を築こうとしているときに行われる。
アメリカは日本にとって最も重要な経済的・安全保障的パートナーであり、東京はワシントンの重要な同盟国である。
日本の石破茂首相は、11月18〜19日にブラジルで開催されたG20会議の後、トランプ次期大統領と会談するために渡米しようとしていたが、会談は実現しなかった。
2016年のトランプ当選後、安倍晋三氏はトランプ氏が最初に会った外国の指導者であり、ホワイトハウスでの最初の任期を通じて強い関係を維持した。トランプ次期大統領は、2022年に日本での演説中に暗殺された安倍首相について、しばしば好意的に語ってきた。
安倍昭恵氏は政府の役職には就いていないが、自国とトランプをつなぐ架け橋のような役割を果たしている。
CNNのキャスター、ケイトラン・コリンズは木曜日、Xに
「次期大統領の妻であるメラニア・トランプは夕食会に出席する」と書いた。
トランプ政権移行チームはコメントの要請に応じなかった。
石破氏は11月16日、トランプ政権移行チームから、米国の法律では次期大統領は就任前に外国の指導者と会うことはできないと伝えられたと記者団に語った。しかし選挙後、トランプ氏はアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領やカナダのジャスティン・トルドー首相など、複数の外国首脳と会談している。
安倍昭恵氏からのコメントは得られなかった。彼女がトランプ次期大統領との会談を想定して渡米する計画は、今週初めに日本のメディアによって報じられた。
日本政府はトランプ次期大統領との会談計画についてコメントを控えている。
ロイター