ニューヨーク:国連総会は17日の本会議で、北朝鮮による人権侵害を非難し、日本人拉致被害者らの即時帰国を訴える決議を議場の総意(コンセンサス方式)により投票なしで採択した。
決議案は欧州連合(EU)が提出し、日本や韓国は強い賛意を示す共同提案国となった。同種の決議採択は20年連続。
北朝鮮の金星国連大使は採択前の演説で、決議の内容が「敵対勢力によるでっち上げ」であり「最も強い言葉で非難する」と反発した。中国やロシアなどはコンセンサスに加わらなかった。
時事通信