
ソウル:韓国検察当局は日曜日、戒厳令の頓挫を宣言した尹錫烈(ユン・ソクヨル)大統領を「反乱の首謀者」として弾劾起訴し、謹慎中の同大統領に拘留を命じた。
尹大統領は12月3日、民政の一時停止を宣言し、この国を政治的混乱に陥れた。
彼は直後に弾劾され、今月初めには韓国の現職国家元首として初めて逮捕された。
逮捕は、数週間にわたって首相官邸で行われ、精鋭の警護部隊が拘束に抵抗した後のことだった。
検察は声明で、「尹錫烈を反乱の首謀者として本日拘束起訴した」と述べた。
彼は逮捕以来ソウル拘置所に拘留されており、今回の正式な起訴により、6ヶ月以内に行われなければならない裁判まで塀の中で拘束されることになる。
捜査が進む間、逮捕状を延長してほしいという検察当局の要求を裁判所が2度にわたって却下したため、今回の起訴は広く予想されていた。
「検察は、捜査で得られた証拠を総合的に検討した結果、被告人を起訴することが適切であると判断した」と声明で述べた。
尹を塀の中に閉じ込めておく必要性は、「証拠隠滅の継続的なリスク」によって正当化される、と彼らは言った。
反乱の首謀者という具体的な罪状は、大統領免責の対象外である、と彼らは付け加えた。
野党はこの起訴を歓迎した。
「違法な暴動を企てた者だけでなく、誤った情報を流して扇動した者も拘束する必要がある」とハン・ミンス議員は述べた。
尹氏とその弁護団は、証拠を提示することなく、不正選挙と野党が支配する国会での立法の行き詰まりを、戒厳令を宣言する正当な理由として指摘している。
尹氏は「最後まで戦う」と宣言し、ドナルド・トランプ米大統領に関連する「盗みを止めろ」というレトリックを採用した支持者の支持を得ている。
政治シンクタンク「ヴァリッド」の共同設立者であるペ・カンフン氏は、「今回の起訴は、憲法秩序が本来の機能を果たしていることを再確認させ、安堵感を与えるだろう」と語った。
尹氏はまた、弾劾訴追を支持し、正式に大統領職を剥奪するかどうかを決定する一連の憲法裁判所の審理に直面している。
もし裁判所が尹氏に不利な判決を下した場合、ユン氏は大統領職を失い、60日以内に選挙が行われることになる。
AFP