
ソウル:韓国空軍は木曜日、戦闘機の1機が訓練中に誤って8発の爆弾を投下し、民間人に負傷者が出たと発表した。
「MK-82汎用爆弾8発が空軍のKF-16機から異常放出され、指定された発射範囲外に着弾した」と空軍は発表した。
事件は午前10時ごろ、核武装した北との厳重な軍事境界線から25キロほど南にある抱川(ポチョン)で発生した。
「我々は、民間人に犠牲者を出した意図しない爆弾の放出を深く遺憾に思うと同時に、負傷者の一刻も早い回復を祈っている」と空軍は声明で述べた。
この事故を調査するために事故対策委員会を設置し、「損害賠償を含むあらゆる必要な措置をとる 」と述べた。
空軍は、軍用機は「空軍と陸軍が参加する合同実弾演習に参加していた」と述べた。
聯合ニュースは、韓国は木曜日に抱川で米国と合同実弾射撃訓練を行っていると報じた。
韓国の消防庁は、爆弾は「韓米合同演習中に村に落ちたと推定される」と述べた。
その結果、「死傷者と物的損害が発生し、多くの住民が避難した」とし、4人が重傷を負い、3人が軽傷を負ったと付け加えた。
声明によれば、教会の建物1棟と家屋2棟の一部が損壊したという。
韓米合同軍事演習「フリーダムシールド」は、安全保障上の同盟国による毎年恒例の最大規模の合同演習のひとつで、今月末に開始される予定だ。
1950年から1953年にかけての紛争は、平和条約ではなく休戦協定で終結したため、韓国は厳密には戦争状態にある。
米国は、平壌からソウルを守るためもあり、南部に数万人の兵士を駐留させている。
AFP