

東京:約100人の日本人や他国籍の人々が日曜日、東京中心部の混雑した渋谷の「スクランブル交差点」に集まり、パレスチナの土地の日を記念するとともに、ガザでのパレスチナ人殺害に抗議した。
3月30日は「パレスチナの土地の日」であり、3月21日から30日は「イスラエル・アパルトヘイト週間」とされ、パレスチナの占領と虐殺を終わらせるための国際的な行動期間となっている。東京では、パレスチナの人々を支持するデモが毎週行われている。
主催者の一人は、参加者に向けて次のように語った。「1976年3月、イスラエルはパレスチナの人々から数百万平方メートルの土地を奪いました。それ以来、3月30日は『パレスチナの土地の日』と呼ばれ、パレスチナや世界各地でデモや抗議行動が行われるようになりました。ガザでは今も虐殺が続いているという現実を忘れないでほしい」
デモ参加者たちは、「フリーパレスチナ(パレスチナを解放せよ)」、「イスラエルを廃止せよ」、「子どもたちを殺すな」、「イスラエルの民族浄化を止めろ」、「(イスラエルの)入植者は出て行け」といったスローガンを叫んだ。
デモに参加したパレスチナ人の一人は、次のように語った。「私は、入植者植民地国家の人種差別政策によって祖国へ帰ることを阻まれ、強制的に追放されて生きている他の何百万ものパレスチナ人と同じです。パレスチナ土地の日の、49周年を記念して今日集まってくれた皆さんに感謝したい。私たちは、西側諸国がイスラエルに奉仕する時代を生きています」
多くの参加者は、「パレスチナでの虐殺は10月7日よりずっと前から始まっていた」、「イスラエルはパレスチナの土地を盗んで建国された」、「フリーパレスチナ」「イスラエルはテロ国家」「ガザへの爆撃をやめろ」「ジェノサイドを止めろ」「イスラエル、お前はパレスチナ人の赤ちゃんを何人殺したのか?」と書かれたプラカードを掲げていた。
デモ参加者の1人は、アラブニュース・ジャパンに対し、「このデモに参加するのは、イスラエルによる一方的な虐殺を目の当たりにしているからです。これは戦争というよりも虐殺であり、到底許せるものではありません。日本人も年金基金を通じてイスラエルの軍事支援に資金を提供することで加担しているのです。日本人が沈黙し、何もしないことは間違っていると私は思います。だからこそ、私はこのデモに参加しました」と語った。
渋谷駅近くの象徴的な「スクランブル交差点」は、世界でも最も混雑する交差点の1つとされており、毎時間何千人もの人々が行き交う。渋谷は東京の若者文化やファッションの中心地でもある。