
ワシントン:ドナルド・トランプ米大統領は、日本が貿易交渉のためのチームを派遣すると発表した。また、石破茂首相とも月曜日に会談し、石破首相はトランプ大統領に関税政策を再考するよう伝えたと述べた。トランプ大統領は自動車輸入に25%の関税を課し、他の日本製品にも24%の相互関税を課すことを決定した。輸出の多い日本経済に大きな打撃を与えると予想される。アナリストたちは、関税の引き上げは経済成長を最大0.8%押し下げるだろうと予測している。
「世界中の国々が我々と話している。厳しいが公平なパラメータが設定されつつある」とトランプ氏はプラットフォームに書き込んだ。
トランプ大統領はスコット・ベッセント財務長官とジェイミーソン・グリア米通商代表を対日貿易交渉の責任者に据えたと、ベッセント氏はソーシャルメディアで述べた。
日本の首相は電話会談でトランプ大統領に、彼の関税政策は非常に失望させられるものであり、再考を促した、と語ったという。
「日本とは素晴らしい関係にある。我々はそれを維持するつもりだ」とトランプ大統領は月曜日に記者団に語った。トランプ大統領は先週、アメリカへの全輸入品に10%の基本関税を課し、ワシントンの最大の貿易相手国を含む他の数十カ国にも高い関税を課すと発表し、世界市場を動揺させ、アメリカの同盟国を当惑させた。
日本の日経新聞によると、石破首相は日曜夕方、加藤勝信財務相を含む主要経済閣僚を召集し、警戒を怠らず市場動向に対応するよう指示したという。ベッセント氏はフォックス・ビジネス・ネットワークの「クドロー」番組で、東京からの提案はまだ見ていないが、日本の非関税貿易障壁を減らすための交渉が成功することを期待していると語った。
日本は、これまでにトランプ政権に交渉の打診をした50~70カ国のうちのひとつだ、とベッセント氏は語った。
「日本は非常に重要な軍事同盟国であり、非常に重要な経済同盟国でもある。だから、日本が優先されるのは当然だろう」
ベッセント氏はXへの投稿で、中国はトランプの関税に報復することで孤立していると付け加えた。
「報復をしない国にとっては、我々は関税の最大レベルにある。良い交渉を通じて、レベルが下がることを望んでいる」とベッセント氏はFox Business Networkに語った。
ロイター