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みずほ、楽天証券に追加出資へ=900億円、保有比率5割弱に

みずほからの追加出資で当面の資金を確保することで、時期を含めて上場による資金調達戦略を見直す可能性がある。(AFP)
みずほからの追加出資で当面の資金を確保することで、時期を含めて上場による資金調達戦略を見直す可能性がある。(AFP)
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09 Nov 2023 02:11:29 GMT9
09 Nov 2023 02:11:29 GMT9

みずほフィナンシャルグループ(FG)が、傘下のみずほ証券を通じて楽天証券に追加出資することが9日、分かった。追加出資額は約900億円で、同社株式の保有比率を5割弱に引き上げる。同日にも発表する。

みずほ証券は昨年、約800億円を投じて楽天証券株の2割を取得し、持ち分法適用会社としていた。新たな少額投資非課税制度(NISA)が来年1月に始まるのを控えて資産運用への関心が高まる中、インターネット証券との連携を強化し、若年層を中心に新たな顧客基盤を取り込みたい考えだ。

楽天グループは携帯電話事業の不振による財務立て直しのため、楽天証券の持ち株会社である楽天証券ホールディングス(HD)の上場を検討。同HDは既に東証に新規上場を申請している。みずほからの追加出資で当面の資金を確保することで、時期を含めて上場による資金調達戦略を見直す可能性がある。

楽天証券は10月以降、国内株オンライン取引手数料を無料化。ネット証券最大手SBI証券に追随した形だが、手数料収入減少による収益力低下懸念が上場計画に影響を与えているとみられる。

楽天グループは「みずほ証券による追加出資について検討していることや、楽天証券HDの上場の方向性を検討していることは事実だが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表。みずほFGも追加出資の検討を認めるコメントを出した。

時事通信

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