アラブニュースジャパン

東京：大阪・関西万博の公式開会式が土曜日に行われたが、日本の一部メディアは、未完成のパビリオンがあること、メタンガス漏れがあること、ネガティブな報道を制限するために共産党の新聞へのアクセスを拒否していることなど、特定の問題に焦点を当てている。

博覧会協会は、インド、チリ、ネパール、ベトナム、ブルネイの５カ国の館は、内装工事が未完成などの理由で、開幕日（日曜日）に間に合わないと発表した。

共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、大阪・関西国際博覧会協会に取材パスを発行してもらえないなど、取材を拒否されたことを報告している。

赤旗は、会場でのメタンガス検出などを理由に万博の中止を求めるている。

金曜日、同党の辰巳孝太郎衆議院議員は衆議院経済産業委員会で、赤旗やフリーのジャーナリストが排除されていることに関し政府の見解をただした。

これに対し、武藤洋治経済産業相は、”特定の政治、思想、宗教その他の活動に利用される報道 “は禁止されていると指摘。赤旗記者にイベントのチケットを買うよう提案した。

『デイリースポーツ』は、大阪府の吉村洋文知事が、批判があったことを認めながらも、「これからは違う、巻き返すと誓います」と語った、と報じた。

同紙によれば、「問題点を指摘する報道が相次いでいる」。そのひとつは、子供用トイレに仕切りがなく、プライバシーが確保されていないというものだった。吉村知事は、万博はまだ開幕していないため、施設をテストしている最中だと答えた。

「私たちは問題を発見し、より良い改善策を見つけることに全力を注いでいます。ですから、改善すべき点を改善しようとするのは当然のことだと思います」。

J-Castニュースは、万博会場におけるメタンの潜在的危険性について報じた。会場の西側にあるグリーンワールドの建設現場で、引火すれば爆発を起こしかねない濃度のメタンガスが検出されたことを明らかにしたのだ。マンホールは蓋が開いており、フェンスで囲われていたため、安全性に重大な懸念が生じた。

万博会場は埋立地にあり、廃棄物などの埋め立てによりメタンガスが発生している場所もある。

2024年3月には、敷地西側のグリーンワールド建設エリアのトイレ工事現場でメタンガスの爆発事故が発生。消防も最低濃度を超えるメタンガスを検出した。

万博を管理する日本国際博覧会協会の担当者は、「事実や情報がないので何とも言えない」と答えた。会場では今月初め、引火すると爆発を起こしかねない濃度のメタンガスが検出された。

万博会場は全面禁煙で、喫煙者は東ゲートの外にある2つの喫煙所を利用できる。