

日産自動車株式会社の今月中に発表することになっているリストラ計画に先駆けて、同社は5月14日、日産北米事業会社の代表者が辞任すると述べた。
北米日産の社長兼会長で、日産自動車株式会社執行副社長のホセ・ルイス・ヴァルス氏が家族および個人の理由により、6月15日付けで辞任する、と同社は発表した。
日産はジェレミー・パパン氏が北米日産の副会長として、この地域を統括すると述べた。
ロイター通信は5月4日、日産が同社の新たな戦略的方針を示す計画のもと、欧州や他の地域から撤退し、アメリカ合衆国、中国、日本に注力すると報じていた。
この「経営上の業績改善計画」は5月28日に発表されることになっており、追放されたリーダー、カルロス・ゴーン氏の積極的な拡張意欲から生じた問題を、解決するという枠を超えている、とこの計画を直接知っている人々は、ロイター通信に語った。
2018年にゴーン氏が日本で、金融商品取引法違反の容疑で逮捕されて以来、日産は追放されたリーダーの積極的な拡張戦略を建て直すために苦しんできた。この戦略により、同社には十分に活用されず、資金を垂れ流すだけの自動車工場が残った。
ロイター通信