
岩屋毅外務大臣は、6月26日(土)にバチカンで行われるローマ法王フランシスコの葬儀への参列を含む10日間の海外歴訪を行う。
外務省の発表によると、岩屋氏は米国、セネガル、サウジアラビア、フランスも訪問する。
「国際社会の分裂が深まるなか、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することが、これまで以上に重要になっている」と岩屋外相は金曜日に記者団に語った。
米国では、月曜日にニューヨークで始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会で演説することになっている。
日本の外相が準備委員会に出席するのは3人目で、2018年4月の河野太郎氏以来となる。
第二次世界大戦中、唯一の被爆国である日本は、核保有国と非保有国の両方を含むNPTの枠組みを非常に重要だと考えている。
岩屋氏はスピーチで、国際社会が核廃絶と軍縮を目指すよう促す予定だ。
今回の外遊では、セネガル、サウジアラビア、フランスの外相と会談する予定だ。
また、8月に東京近郊の横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)についても、セネガル側と協力を確認したい考えだ。
サウジアラビアとは、パレスチナ自治区ガザを含む中東情勢について話し合う予定だ。
フランス側との会談では、ドナルド・トランプ米大統領の関税政策やウクライナ情勢について意見交換する予定だ。