• サルマン国王、トランプ氏とアメリカ国民に「進歩と繁栄」を祈る
• ヨルダンとエジプトの指導者、トランプ氏に平和実現を促す

アラブニュース

リヤド：アラブ諸国の指導者らは水曜日、ドナルド・トランプ氏が米大統領選で圧勝したことを受け、同氏に祝意を伝えた。

サウジアラビアのサルマン国王は祝電をトランプ氏に送り、同氏の成功と「アメリカ国民のさらなる進歩と繁栄」を祈った。

国王は両国の歴史的な強い絆を称賛し、「あらゆる分野でこの絆をさらに強化したいという共通の願いを強調した。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子も祝電をトランプ氏に送った。水曜日に皇太子は電話で、サウジアラビア王国がサウジアラビアと米国の関係を強化したいという希望を表明した。また、トランプ氏のリーダーシップの下でアメリカ国民の進歩と繁栄を願った。

共和党員のトランプ氏は、2017年に大統領に就任して以来、初めての外国訪問先にサウジアラビアを選んだ。今回の訪問は、歴史的な米サウジのパートナーシップの重要性を強調し、湾岸同盟国との関係を強化するものとなった。

トランプ氏は民主党のカマラ・ハリス氏に大差をつけて圧勝したことを宣言した後、これらの国々から祝福のメッセージが寄せられた。

アラブ首長国連邦（UAE）のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は、「トランプ氏と副大統領候補のJD・ヴァンス氏に心からの祝意を表する」と述べた。

シェイク・ムハンマドはさらに次のように付け加えた。「UAEと米国は、進歩への共通の志に基づく永続的なパートナーシップによって結ばれている。

UAEは、機会、繁栄、そしてすべての人々にとっての安定した未来に向けて、米国のパートナーたちと引き続き協力していくことを期待している。

トランプ大統領の1期目、同政権は2020年のアブラハム合意の仲介を行い、これを受けてイスラエルはUAEおよびその他の多くのアラブ諸国と国交を全面的に開いた。

しかし、イスラエルとハマスの間でガザ地区で勃発した壊滅的な戦争とそのレバノンへの拡大により、中東地域の指導者たちからイスラエルへの非難が相次ぎ、選挙キャンペーン期間中を通じて外交政策に関する議論の中心となった。トランプ氏は、戦闘の終結を約束した。

エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、トランプ氏がホワイトハウスに復帰することで中東に平和がもたらされることを期待していると述べた。

「私は彼に成功を祈り、共に平和を実現し、地域の安定を維持し、エジプトと米国の戦略的パートナーシップを強化することを楽しみにしている」とエルシーシは述べた。

ヨルダンのアブドゥッラー2世国王も、次期米国大統領が平和に向けて取り組む必要性を訴えた。

「ドナルド・トランプ大統領が米国大統領選で勝利したことを心からお祝いする」と彼は述べた。「米国との長年のパートナーシップを強化し、地域および世界の平和と安定のために、再びあなたと協力できることを楽しみにしています。」

ガザ紛争の主要な調停者であり、中東最大の米軍基地を擁するカタール首長国のタミーム・ビン・ハマド・アール＝サーニー首長は、「地域および世界の安全保障と安定を促進するために、再び協力できることを楽しみにしています」と述べた。