
東京:日本の天皇徳仁陛下とご家族は水曜日、80年前に日本の南の島で戦われた第二次世界大戦の最も激しかった戦いの1つで戦死したすべての戦没者のために、沖縄で祈りを捧げた。
この追悼式は、中国との地域緊張が高まる中、沖縄と周辺の島々の住民が再び戦争の可能性をますます懸念している中で行われた。
徳仁天皇の父である91歳の元天皇明仁陛下は、沖縄の困難な歴史に特別な関心を寄せ、息子に模範を示した。
天皇と皇后の雅子様は、23歳の娘の愛子内親王に水曜日の旅行に同行するよう求め、歴史への関心を次世代に伝える意図を示したようだ。愛子内親王の沖縄訪問は今回が初めてだ。
3人はまず、沖縄の最後の戦場となった糸満市を訪れ、戦没者の遺骨が納められている国立戦没者慰霊墓苑の納骨堂に白い花を手向けた。
沖縄戦は、1945年4月1日、日本本土上陸を目指す米軍が沖縄に上陸して始まった。戦いは6月下旬まで続き、20万人以上が命を落とした。その半数近くは沖縄の民間人で、学生や、徳仁天皇の祖父である故昭和天皇の名の下に戦争を指揮した日本軍が命じた集団自殺の犠牲者も含まれていた。
6月23日は、沖縄戦終結から80周年に当たる日だ。この戦いは、1972年に約30年に及ぶ米軍占領が終了した後も、島に米軍の大規模な駐留が続く要因となった。
徳仁天皇は2月の誕生日メッセージで、第二次世界大戦の悲劇を若い世代に伝える重要性を強調し、歴史の理解と平和への決意を促進する努力に貢献すると誓った。
皇室は水曜日に、戦いが終結した摩文仁の丘に約25万人の戦没者の名前が刻まれた「平和の礎」記念碑を訪問した。また、沖縄県立平和記念資料館の常設展示を視察し、戦没者の遺族や生存者と面会した。
水曜日の訪問は、徳仁天皇の沖縄訪問としては7回目。前回は2022年に、沖縄返還50周年を記念して訪問している。
AP