岸田首相、政治資金の「透明化」意欲＝規正法改正に言及―内外情勢調査会で講演

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岸田首相、政治資金の「透明化」意欲＝規正法改正に言及―内外情勢調査会で講演

岸田首相、政治資金の「透明化」意欲＝規正法改正に言及―内外情勢調査会で講演

経済政策に関しては、「何よりも大事なのは物価上昇を上回る賃上げだ。後押しすべく、政策を総動員する」と語った。(AFP)

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27 Dec 2023 04:12:20 GMT9

岸田文雄首相は２６日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演した。自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた改革について、「通常国会で政治の信頼回復のために議論できるよう、新しい組織で議論を進める」と改めて表明。「少なくとも政治資金パーティーの資金透明化を図ることは必ずやらなければならない。政治資金規正法改正が議論になることは十分あり得る」と明言した。

首相は党総裁として、年明けに政治改革や党改革に向けた新組織を立ち上げる方針で、「それぞれの団体で会計の在り方がさまざまであるなど、指摘される問題点も多岐にわたっている」との認識を示した。その上で、来年１月召集の通常国会に向け「具体的な対策をしっかり用意し、国会の論戦に備えたい」と述べた。

衆院解散については「来年の冒頭取り組まなければならないのは政治の信頼回復だ」とし、早期実施に否定的な考えを強調。「経済などで具体的な結果を出していくことに専念しなければならない。それが全てで、その先について何も考えはない」と語った。

首相は事件について「国民から疑念を持たれる事態を招き、大変遺憾で心からおわびする」と陳謝。「党の先頭に立ち信頼回復に全力で取り組む」と決意を示した。　

外交面では、来年の台湾総統選や米大統領選を挙げ「これからの１０年を決める分かれ道の年になる」と指摘し、「法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に指導力を発揮する」と語った。

経済政策に関しては、「何よりも大事なのは物価上昇を上回る賃上げだ。後押しすべく、政策を総動員する」と語った。

時事通信

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