
JR東日本、東海、西日本は22日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた新幹線の運休計画を見直すと発表した。定期列車の大幅な運休を取りやめる。全国に出されていた緊急事態宣言が徐々に解除され、旅客需要の回復が見込まれるため。高速バス大手も運行の一部再開を決めるなど、公共交通機関が徐々に運行の正常化に動きだした。
JR東海は6月1日以降、減らしていた定期列車の本数を元に戻す。東海道新幹線「のぞみ」の1日当たり本数は現在の前年度平均比6割減から3割減となる。臨時列車の運休は継続する。
JR東やJR西も予定していた定期列車の大幅運休を取りやめる。
全便を運休している高速バス大手のウィラー・エクスプレス(東京)は6月1日から東京―大阪など7路線の昼行便の運行を再開する。全日本空輸は6月の国内線の減便率を約70%とし、5月の約85%から改善させる。
JIJI Press