
ソウル:北朝鮮の国営メディアは月曜日、金正恩(キム・ジョンウン)指導者が、ロシアとウクライナ間の戦闘で戦死した兵士たちの遺体を国旗で覆う様子を報じた。これは、両国が歴史的な軍事条約を締結した日にあたる。
平壌で開催された北朝鮮とロシアのアーティストによるガラ公演の背景に表示された一連の写真では、金正恩氏が半ダースほどの棺の前で立ち、国旗で覆い、両手を棺に置き、一瞬立ち止まる姿が写っている。
このシーンは、北朝鮮とロシアの兵士が韓国語で書かれた愛国的なメッセージと共に国旗を振る映像に続いて映し出された。ガラ公演では、観客が涙を拭う様子が見られた。
北朝鮮の国営テレビ KRT は、この公演の様子を放送した。この公演には、戦略的パートナーシップ条約締結 1 周年を記念して、金正恩氏の招待で代表団を率いるロシアのオルガ・リュビモワ文化大臣も出席した。
KCNA 通信は、この公演は「血で築き上げられた両国の人々と軍隊の友好関係と真の国際主義的義務」に対する信頼を鼓舞するものであり、熱狂的に迎えられたと報じた。
金氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、昨年6月に平壌で戦略的パートナーシップ条約に署名した。この条約には相互防衛協定が含まれている。
数ヶ月の沈黙の後、両国は北朝鮮軍の展開を公表し、ロシア西部クルスク地方を奪還するためのモスクワのウクライナ侵攻で果たした「英雄的な」役割を称賛した。
ロイター