

国営メディアによると、観光振興を目指す金正恩(キム・ジョンウン)総書記は 7 月 1 日、待望の沿岸観光地「元山(ウォンサン)カルマ」を国内観光客に公開した。
金正恩総書記は、妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏、娘の金正恩(キム・ジュエ)氏とともに 6 月 24 日、ロシアのアレクサンダー・マツェゴラ駐朝鮮ロシア大使も出席した特別式典で、このリゾート施設を初公開した。
朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮の指導者は、この施設を「今年最大の成功の一つ」と評した。
KCNA は、金正恩氏が、この沿岸観光地が世界レベルの観光文化リゾートになることを期待していると述べたと付け加えた。同氏は、これは北朝鮮の観光産業を形作る第一歩だと指摘した。
このプロジェクトの建設は 2018 年に開始されたが、パンデミックの影響で遅れていた。約 2 万人を収容できるが、北朝鮮の 2020 年の海外旅行禁止措置が引き続き有効であるため、現在は地元住民のみが入場できる。
AFP によると、一部のロシア人観光客が団体ツアーで北朝鮮を訪問できるようになったことから、この地域は 7 月末にロシア人観光客を受け入れる予定だという。