

ダムバダルジャ:日本の天皇皇后両陛下は、日本天皇として初めてモンゴルを国賓訪問し、第二次世界大戦終結後に収容所で亡くなった同胞を偲んだ。
近年、日本とモンゴルは関係を深めており、東京からの援助が、広大で人口の少ないこの国の経済発展を後押ししている。
徳仁天皇と皇后の雅子様は、日本が東アジアで戦争を繰り広げた終戦から80周年を記念する8日間の国賓訪問を行っている。
日本は第二次世界大戦中のアジア大陸進出の際、当時ソ連の衛星国だったモンゴルを侵略しなかった。
しかし、モスクワは戦争終結後、数千人の日本軍捕虜をモンゴルに移送し、そのうち約1,700人がインフラ建設作業中に死亡したとされている。
火曜日、天皇ご夫妻は、モンゴルの首都ウランバートル近郊のダンバダルジャにある、東京が資金援助して建設された旧戦没者墓地で、献花と1分間の黙祷を捧げた。
ウフナ・フレルスフ大統領が主催した晩餐会で、徳仁天皇は両国の「深い友好と協力」を称賛した。
天皇は「若い世代が、先人たちの道を継ぎ、この広大な土地に蒔かれた多くの協力の種を花開かせてくれることを願っている」と述べた。
また、モンゴル国立モリン・フール交響楽団と共演し、ヴィオラで2曲を演奏した。
天皇夫妻は、日曜日の帰国に先立ち、金曜日にはモンゴル最大の年中行事である「ナダム」の開会式に出席する予定だ。
また、火曜日にはウランバートルで歓迎式典に出席し、モンゴル儀仗兵の儀仗行進を検閲した。
徳仁天皇は先週、記者団に対し、今回の訪問が「特に若い世代間の交流をさらに活発にする」ことを期待していると述べた。
日本の軍事的遺産は、他の近隣諸国、特に中国や韓国との関係に引き続き影響を与えている。
天皇皇后両陛下は、今年、戦没者を追悼するために、広島、沖縄、硫黄島など、国内各地を訪問している。
北京は先月、公式に「日本侵略戦争」および「世界反ファシスト戦争」と呼ぶ戦争の 80 周年を記念して、9 月に大規模な軍事パレードを開催すると発表した。
AFP