• これらの地雷は罪のない人々の命を大きな脅威に晒している

アラブニュース

リヤド：サウジアラビアのイエメンにおける地雷撤去プロジェクト「マサム」は7月第3週、イランを後ろ盾とする民兵組織フーシ派によって設置された地雷856個を撤去した。

サウジの援助機関「サルマン国王人道援助救援センター（KSrelief）」が監督するこのプロジェクトの特別チームが、対戦車地雷71個、対人地雷1個、不発弾780個、その他の種類の爆発装置4個を破壊した。

フーシ派がイエメン各地に無差別に設置した地雷は、子供、女性、高齢者を含む罪のない人々の命を大きな脅威に晒している。

マサムは、サウジアラビアがサルマン国王からの指示のもとでイエメン国民支援のために実施しているいくつかのイニシアティブの一つで、市民に人道援助物資を届ける経路上にある地雷を撤去している。

地雷除去作業はマアリブ県、アデン県、ジャウフ県、シャブワ県、タイズ県、ホデイダ県、ラヒジュ県、サヌア県、アル・バイダー県、アル・ダーリウ県、サアダ県で実施された。

2018年のプロジェクト開始以降、計40万8008個の地雷が撤去された。

このプロジェクトでは地元の地雷除去技師に訓練を施し、現代的な機器を提供している。また、地雷で負傷した人々の支援も行っている。

6月、このプロジェクトの契約が3329万ドルで1年間延長された。

イエメンはKSreliefによる支援の最大の受益国の一つだ。同センターは同国で42億5000万ドル以上に相当する814のプロジェクトを実施してきた。

KSreliefのプログラムは、食料安全保障、保健、人道緊急救援、水、衛生、避難所、保護、キャンプの調整、栄養、教育、マルチクラスター、早期復興、物流、通信などに及んでいる。

サウジアラビアはKSreliefとマサムプロジェクトを通してイエメンにおける地雷除去の取り組みを続けることで、同国国民の安全と福祉の確保に重要な役割を果たしている。