
東京:終戦から80年を迎えるソロモン諸島沖の深海底で、国際調査チームが第二次世界大戦時の日本の駆逐艦を発見した。
米国の非営利団体「オーシャン・エクスプロレーション・トラスト」のチームは、オーストラリアの北東に位置する小さな島国ソロモン諸島沖の水深800メートル以上で、日本海軍の駆逐艦「照月」を発見した。
沈没船のビデオ映像には、1942年に米軍によって魚雷攻撃された全長134メートルの「照月」の一部が、調査チームの水中ドローンのライトで照らされている。
映像には、船体の赤いペンキ、腐食した砲身、軍艦の巨大な船尾が映っている。
1942年に竣工した「照月」は、航空攻撃から空母を監視するために設計されたと、調査チームは発表している。
しかし、日本語で「輝く月」を意味する「照月」は、竣工後わずか数ヶ月で米軍の魚雷攻撃を受けた。
9人の船員が死亡したが、ほとんどの乗組員は生き残った、と「オーシャン・エクスプロレーション・トラスト」は述べた。
「照月」の船尾は船体から200メートル(660フィート)以上離れており、高解像度のソナー・スキャンによって発見されたという。
未確認の難破船などを発見するため、同トラストが水中ドローンを使って調査している最中に発見された。
AFP