
北京:中国は水曜日、8月にロシアと合同軍事演習を行うと発表した。ウラジオストク近郊での海上・航空演習、太平洋での合同海軍哨戒などだ。
経済・政治面での結びつきに加え、モスクワと北京は、米国主導の世界秩序に対抗する姿勢を強める中、近年、軍事面での協力も深めている。
中国国防省の張暁剛報道官は水曜日の記者会見で、この演習は「Joint Sea-2025」と名付けられ、定期的な二国間協力計画の一環であり、「第三国を敵対するものではない」と述べた。
張報道官によると、演習後には「太平洋の関連海域」で海軍の共同パトロールも行われる。
昨年の「Joint Sea-2024」演習は、中国南部の沿岸で開催された。
「Joint Sea-2025」演習は、8 月下旬に予定されているロシアのウラジーミル・プーチン大統領の中国訪問に先立って実施される予定だ。
プーチン大統領は、上海協力機構の首脳会議に出席するほか、第二次世界大戦終結 80 周年を記念する軍事パレードなどの祝賀行事にも出席する予定だ。
また、中国の習近平国家主席とも会談を行う予定だ。
2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、両国の関係は深まっている。
中国は、3 年以上にわたるロシアの軍事戦争を非難したことも、軍隊の撤退を求めたこともなく、ウクライナの同盟国の多くは、北京がモスクワを支援していると信じている。
中国は、自国は中立の立場であると主張し、戦闘の終結を定期的に呼びかけながら、ウクライナに武器を供給して紛争を長引かせているとして欧米諸国を非難している。
習氏は7月初旬、北京での会談で、ロシアの外相に対し、両国は「相互支援を強化すべき」だと述べた。
AFP