
東京:河野太郎元外務・防衛大臣は、アメリカと日本の関係に疑問を投げかけ、日本の多くの人々が考えていることを述べた。
「米国の影響力は低下している。だから、安全保障のためにいろいろな意味でプランBを考える必要がある。NATOと話し合い、NATOを太平洋に拡大する必要があると思います」
河野氏は、日米安保条約が「東アジアの平和と安定」の礎になりうると今も信じているが、「現在のアメリカとの関係には満足していない」と率直に述べた。
米国、日本、欧州、そして他の志を同じくする国々が協力し、中国、ロシアの侵略、北朝鮮の好戦的な態度にどう対処するかを話し合うべきだと言う。
「それどころか、今のワシントンは、ただ無差別に銃を乱射し、同盟国であるはずの国々を標的にしているのだという。こんなことが起こるとは思ってもみなかった。マティス将軍、H.R.マクマスター、マーク・エスパー、マイク・ポンペオのように、”いいえ、大統領 “と言える人たちがワシントンにいたとき、私はトランプ大統領の最初の任期中に外務大臣だった」
河野氏は、ウクライナ戦争が終結すれば、NATOが地域的な組織から、「民主主義、法の支配、人権といった共通の価値を守るための」世界的な組織に変わることを望んでおり、日本もその一員である必要があると言う。同氏は、オーストラリア、フィリピン、ニュージーランドなど、この地域の他の国々も「共通の価値観を守る」ことに貢献できると示唆した。