


東京】2025年日本国際博覧会協会によると、大阪・関西万博の入場券販売枚数が1,800万枚を突破した。
万博は少なくとも2300万枚のチケット販売を目指しており、4月13日の開幕以来、毎週の販売枚数はおよそ40万枚から50万枚に達している。
開幕前、チケットの売れ行きは予想を下回っていたが、サウジアラビア・パビリオンやアメリカ・パビリオンなど、特定のパビリオンを中心にメディアの好意的な評価により、万博の人気は高まっている。
万博の運営費は1,160億円(7億7,700万ドル)と見積もられ、そのうち969億円(6億5,000万ドル)は入場料で賄われる見込みだ。しかし、日本政府関係者は、悪天候で会場が閉鎖された場合、損失は1日あたり6億円(400万ドル)に達する可能性があると警告している。
今週の万博のテーマは「平和、人間の安全保障、尊厳」で、このテーマについて話し合うフォーラムが数多く開催された。
人権の尊重と保護」イベントでは、芸術、市民社会、国連からスピーカーが登壇し、平和と安全の維持、特に武力紛争の状況下における人権の尊重と保護の重要な役割について議論した。
基調講演は、昨年ノーベル平和賞を受賞した被爆者団体「日本被団協」の金本浩代表理事が行った。
「平和構築とその実現」と題されたセッションでは、個人の行動、集団の行動、規範的思考に目を向け、持続可能性の観点から平和、安全保障、人権について考察した。
労働市場の不平等の是正」と題されたセッションでは、成長と人権の両方の観点から労働問題にどのように取り組むべきかを探った。このセッションでは、企業の視点、ビジネスと人権、貧困と福祉、若者の経験など、さまざまな切り口から労働関連の課題を探った。
このセッションの焦点のひとつは、グローバル・サプライチェーンにおける人権であった。
また、日本文化テーマ・ウィークでは、日本の豊かな文化遺産を祝うイベントも開催された。忍者祭り、文楽、狂言などである。