
東京:2025年日本万国博覧会に向かう唯一の列車が突然運行を見合わせたため、3万人以上の来場者が足止めを食った。
水曜日の夜、万博会場の駅に大勢の人が詰めかけている最中、停電により大阪の地下鉄が突然ストップした。
万博主催者によると、水曜午後9時半現在、約3万人が立ち往生しているという。
「あまりに多くの人が駅に詰めかけたので、蒸し風呂のように感じました」と、ある年配の女性は地元放送局のMBSニュースに語った。
子供連れの家族を含む多くの人々が、万博の木製の「グランド・リング」の下のベンチや、避難所と化したパビリオンの中で寝た。
大阪メトロは中央線の運行再開に約8時間を要し、電車が完全に運行されたのは木曜日の早朝だった。
万博主催者によると、それまでに36人が頭痛やめまいなどの症状で病院に運ばれたという。
万博スタッフは、閉じ込められた来場者を励まそうと、オブジェをライトアップしたり、音楽を流したりして夜を明かした。
大阪メトロの関係者は深々と頭を下げ、「多大なご迷惑をおかけしました」と謝罪した。
日本は、1898年の記録開始以来、最も暑い7月を記録し、厳しい夏の熱波に苦しんでいる。
大阪で最後に万博が開催されたのは1970年のことで、2010年の上海万博まで6,400万人を動員した。
先月、万博主催者は10月までの開催期間中、1000万人の来場者を迎えたと報告した。
AFP