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日本では唾液検査で新型コロナウイルスの検出率を高めることが可能に

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査のシミュレーションを実演する医療従事者。2020年4月23日。(AFP)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査のシミュレーションを実演する医療従事者。2020年4月23日。(AFP)
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02 Jun 2020 04:06:07 GMT9
02 Jun 2020 04:06:07 GMT9

日本政府は火曜、新型コロナウイルスの唾液検査を承認したと発表した。これは、感染症を診断するためのより安全で簡単な手段となる上、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の数を増やすことができる。

現在、日本でのPCR検査は鼻腔内の検体を使ったものが主流となっている。採取時の咳やくしゃみは医療従事者を感染の危険にさらす可能性があるため、採取時には防護服を着用する必要がある。

日本の厚生労働省によると、唾液を用いたPCR検査は、症状が出てから9日以内の人に行うことができるという。この変更が全体的な検査能力をどれだけ向上させるかは、すぐ明らかにはならなかった。

「これは患者の負担だけでなく、検体採取機関の感染予防措置による負担を大幅に軽減するでしょう」と変更の概要を説明する加藤勝信厚労相は記者団に語った。

日本は他の先進国に比べて新型コロナウイルスの検査数が遥かに少ない。評論家は、検査率の低さがウイルスの追跡を困難にしており、それが一連の院内感染クラスターにつながっていると述べる。

オックスフォード大学のデータによると、5月20日現在、日本は1,000人当たり3.4件の検査を実施しており、イタリアの52.5件、米国の39件を大きく下回っている。韓国は1,000人当たり15人の検査を行っている。

NHKによると、日本はこれまでに約17,000人が感染し、898人が死亡するに留まり、爆発的な流行を免れている。しかし、この感染症は世界第3位の経済を不況に陥れ、安倍晋三首相の支持率を数年ぶりの低水準に追いやっている。

ロイター通信

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